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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
2008元旦
 元旦。
 
 日経新聞の一面トップには「沈む国と通貨の物語」とある。
 もう、日本は誰の目にも沈む国と認識されている。しかしはい上がれない。沈む、マズイ、なんとかしなければ、と思っても、思うだけで行動に移さない。政治家は国のことは二の次だ。あくまでも自分であり、身内である。自分あっての国である。それは一面正しい。しかし、やっぱり政治家としては間違いである。そういう輩が政治家になるべきではない。政治家よ、命を捧げよ、と思う。
 この国には気概を持った人間が非常に少なくなった。気骨。つまり、それは信念に基づいた確固たる意思を貫き通す実行力とともに現われる。しかし、みんな、常に自分だ。

 昔、パパ・タラフマラでも同じであった。つまり、舞台は個人の生活の安定があってこそ、できるものだ、という話である。一面正しい。しかし、生活の安定の前になすべきことがぼくは山のようにあると感じながら生きてきている。生活の安定を言い出すと常に、きりがない。どれだけ安定しても安定とは感じないのが人で、もっともっととなっていく。名声や金こそが一義になっていく。それが果たして生活の安定なのだろうか。
 ぼくが言いたいのは、政治家も官僚も、真摯に国民に命を捧げよ、ということだ。捧げてこその使命である。

 あまり勇ましいことは言いたくないが、しかし、国民は人のことをあげつらうばかりで、みんな、自分と自分を取り巻く人々には優しい。優しすぎである。沈む国であり続けるのか、日本よ、と言いたくなってくる。沈まなくするためには、自分に優しいばかりではダメなのである。

 同じく日経新聞に「通貨とは経済、政治、文化など総合国力の尺度」という文面があった。
 そうなのだろう。であるならば、日本の政治と文化がもっと意識的に状況を変えようとしないと、この国はどんどん取り残される。
 たとえば、低炭素社会に向けての取り組み。スウェーデンの状況をテレビで放送していたが、ガソリンに炭素税を付加し、エタノールで動く自動車普及に躍起になっている政府の姿が見て取れた。日本は日本独自の視点で、それも科学的根拠を持った上で、他の国がどうかではなく、世界をリードする政策を打ち出すべきであろう。小さく、そして大きな人口を抱える日本は環境、食料問題などは真っ先に指針を示して良いはずだ。しかし、日本の文化は前例踏襲主義であるから、遅々として進まない。それは文化がそうだからである。公務員になりたい高校生が多い国はやっぱり健全ではない。常に保存、保護と革新は同時に進めなければならないはずであろう。歯がゆい限りである。

 今年、私はどうしていくのか。
 抱負としては、もっと舞台芸術の概念を日本に広げたいとの思いが強い。毎年のように思っているが、全然実現しない。逆に狭く狭くなっていく。狭い方が快適だと言わんばかりに。しかし、沈むのは国内とアメリカにばかり、視線を向けているからである。沈まないためには、政治家も官僚も私たちももっと勉強せねばいけない。
 勉強を不断に行うこと。それこそがなんと言っても大切で、基本であろう。

 とにかく、今年は、昨年よりもいい年にしたい。人は育っている。また、アイルランド、インドネシアのアーティストを巻き込んでの動きも作っていく。できることは限りなくある。
by kikh | 2008-01-02 00:01 | 日々の記録
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