★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
2006年 01月 30日 ( 1 )
 
1/29 授業&稽古&和をもって貴しとなす
P.A.I.での授業のあと、「Ship in a View」稽古。
今日の稽古には何故か、オークボの取材ということでNHKのカメラまで入っていた。なんでも岡本太郎に影響を受け、その結果として大きく方向転換してしまった人代表なんだとか。
オークボさん、緊張しつつも、なかなか達者に振る舞っている。どうも微笑ましい。

「Ship in a View」は今日、明日の二回のリハを残すのみとなった。
今回のアメリカ、カナダツアーだが、劇場がどこもさほど広くはない。広くはないとは言っても、最低で奥行き6間、間口7間取っているのだから、通常ならば狭いという劇場ではない。が、「Ship in a View」を行なうためには狭いのである。奥行きは7間以上は欲しい。間口は8間かな。
ずいぶん、加賀谷さんが良くなった。何というか、東北女の気質がずっしりとそこに現われているようにすら感じられるようになっている。木下さんはいいのだけれど、損をしてしまうのは、どうしても白井の10年が、彼女の前に横たわっているからである。白井は凄みまで持っていたから、それと比較するのは大変だ。10年を2ヶ月くらいで追いつかれたのでは白井も立つ瀬がなくなろう。とは言え、少しでも近づき、追い抜くべきところは追い抜いて欲しいと思うのである。白井さち子との圧倒的な差は、身体である。身体が木下佳子の場合はきれいである。手足が長く、すらりと伸びている。だから、美しい。が、白井の凄みは、この美しさではないところから発して、それが美にまで転換し、昇華していくところだ。
白井パートは木下だけではなく、何人かで分担しているようなところはあるが、それにしてもなかなか難しい。相当、意識を高くしないと厳しくはあろう。だが、サマにはなってきた。明日の最後の通しでどこまで行くだろうか?楽しみだな。

iPodを使い出している。
これはえらく便利だ。スゲエと思う。今までCDウォークマンとか持ち歩いていたのが嘘のように感じられる。おまけに写真のストレージまでなるのだし、ビデオまで映写できるらしい。僕のような仕事をしていれば、こりゃあ便利という以外ねえだろう。

昨日、オークボからダイアリー等で、特定の業界や個人を攻撃したり、文句を言ったりしないようにして欲しい旨、言われる。
特定の業界というのはもちろん政治界でも経済界でもマスコミでもなく、舞台芸術界のことだ。個人というのは、例えば、大阪公演時にあった質問に対する答えたが、それを後で個人攻撃したというのである。個人といっても相手は誰かもわからない。観客を大切にせよ、ということらしい。業界に対しては嫌われないようにしなければ、と言う。
だが、みなで、守り合って、安全地帯を形成しても仕方がないだろうと思うのである。大阪の客に関して言えば、あのときに、ケンケンガクガク感情論でやりあっても意味はない。けれど、「カーテンコールが二回しかないのは、その程度の作品だからだ」というのは余りに暴論ではないか。本人が気に入らないことを一般化させて話さないで欲しいと思う。当然のことだろう。観客を大切にするということと、自分自身が嫌な感触が残ったというくらいの感情の表出くらいあってもいいだろうと思うんだが、なんか、どうなんだろうな。

特定の業界か?ううん。最近は誰も喧嘩しなくなり、どんどん和をもって貴しとなす、が進行しているように思う。和は必要だが、必要以上の和は不必要であろう。みんなで、和ばかり重んじるのは悪い傾向だ。いかがか?

おお、眠い。
[PR]
by kikh | 2006-01-30 01:20 | 日々の記録


カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク