★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
2007年 05月 30日 ( 1 )
 
5/29 いろいろと
 朝はP.A.I.の授業。
 話を手短に、と思っているが、どんどん長くなってしまう。
 というのは、やっぱり伝えなければならないことがいっぱいあるからだ。まったく、話し足りない。舞台を行なうということは、困難に直面するということでもある。困難に直面しつつ、それでも常に前向きに進むためにはどうしても強い気力を必要とする。
 では、人は常に強い気力を維持できるか、と言えば、当然そんなことはない。
 シンプルに生きれば維持できると思うが、人間というのは実に厄介で、シンプルには程遠い。それが人だから仕方がないのだが、もっとシンプルにならないと苦悩だらけになってしまうだろう。

 そう言えば、松岡農相が自殺した。
 なかなか強面の政治家で、いかにもいろいろとやっていそうな雰囲気まる出しの、変な田舎のオッサン風の男であったが、自殺してしまった。遺書がいくつも残されていたそうだから、自殺に違いないのだろう。しかし、実際は知らないが、うさんくさい雰囲気が強く漂っていたから、事務所光熱水道費用だけの問題ではないと思う。
 だが、この人も権力欲だの、金銭欲だの、シガラミだの、いろいろなものに縛られていって、シンプルから程遠い生活をしていたのだろうと思わせる。そういう欲求や関係性が深ければ深いほど、複雑怪奇になっていく。さすれば、当然、苦悩だらけになる。
 
 研究生も、シンプルな考え方をすればいいのだが、人は放っておくと複雑になる。シンプルから遠くなり、どんどん深みにはまる。悩む。そのうちに、悩みはますます人を蝕んでいく。どうしたらいいかわからなくなる。そうしないために、ついつい役人的頭の使い方を欲するようになる。なぜなら楽だからだ。
 ついつい楽な方法を選ぶ。しかし、楽、というのは、活性化から遠いことが多い。楽であればあるほど、人生自体はつまらないものになってしまう。

 まったく、人生とはままならぬ。

 それから、ミーティングを行ない、「トウキョウ⇔ブエノスアイレス書簡」出演者の写真撮りを行なう。みな、いい顔をしている。終わってすぐに再びミーティングを行ない、飯を食いつつ南波と話。ここのところの事務所内清掃の動きを見ていると、南波も少しは成長したなあと思わせる。その「少し」「わずか」の成長はきっかけなので、これからの南波は楽しみになってくるだろう。舞台も頭だからだ。やっとスタートラインが見えた感じだ。しっかりとな、南波よ、と言いたい。
 おれもだんだん父親化している気分だ。
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by kikh | 2007-05-30 16:17 | 日々の記録


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