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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
7カ所目
ついに東京に戻ってきた。
千葉⇒岩手⇒新潟⇒福島⇒福岡⇒宮崎、そして東京!東京の後は、愛知に行き、「三人姉妹」に演目を変更して、兵庫⇒長崎と続いていく。
本当に、こんなに日本を旅した事はなかったと思う。海外は知っていても、国内を知らなかった。どこへ行っても美味いモノがあったなあ。
そしてほぼ全ステージ、満席近かったのが嬉しかった。子供たちの受けは非常に良い。面白かったのは、小学校3,4年生と5年生では、社会化の程度がまったく違ってしまうのだと言うこと。笑いのツボも、物事の考え方も違ってしまう。
これが今の20代の連中になってしまうと、ホントに不気味である。理解しがたい場所に立っている。

20日から東京公演が始まる。
# by kikh | 2011-01-18 21:46 | 舞台
 
年が明ける
 2011年が始まった。
 いろいろな意味で、非常に厳しい年の幕開けになっていくのではないか、という気がしている。かと思うとメディアでは、いかに日本には底力があるか、という話題もかなり出ている。これは実際にイメージの弱々しさが逆に、こう言わせているから、どっちにしても本当だろうが、やはり全体としては地盤沈下しているということの証でもあろう。
 では、なにが、どうして地盤沈下しているのか?
 まず果敢に挑戦していこう、新たに何かを作り上げていこうとする気概が薄れている点。目がぎらついている人間なんぞには、ほとんど会うことがない。みんなどこかノンビリと文句を言うだけでたるんでいる。あとは方法ばかりを気にする。方法はあとから付いてくるから、まずガンガン行こう、なんていう人も実に減った。グチャグチャ言う暇があったら、まずは行動することだ。行動しない限り何にも変わらない。
 あまりに状態が悪いから更に保守化する。守ろうとする。しかし、守ろうとすればするほど競争力は落ちていく。挑戦を避けようとすれば当然、動きは出ない。これがスタンダードになっていく。
 美大生などを見ても、みんな不安におののいているかのようである。僕が20代、30代の頃など、まったく先の事を考えずに滅茶苦茶なことばっかりしていたが、みんな小器用である。
 それでいて結果を出すことに対して性急である。性急だから分かりやすい仕組み作りにばかり目がいく。作品だって同じだ。「分かりやすさ」が一義なんである。
 落ち着いてやれ、と言っても無理があろう。なぜなら、みんなで内向きになって、小さな社会しか見ようとしないのだから、当然汲々としてくるだろう。だから坂本龍馬にみんなが憧れるのだろう。けれど、自分が坂本龍馬になろうというのではない。これだな。
 龍馬を格好良いと思うなら、何でも良いから真似してみることだと思う。生き方が格好良いなら、それを少しでも自分の生活に取り入れていく。自分は関係ないと思わないことだ。
 僕らには社会を少しでも良くする責任があると思うことだ。
 それが子供達を育てる。
 子供達が活き活きと生きられない社会を作り上げてきた僕らの責任は大きいのである。

 今年はまずは「白雪姫」で明ける。パパ・タラフマラは30年目を迎えたのである。
# by kikh | 2011-01-02 16:34 | 日々の記録
 
白雪姫写真2
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# by kikh | 2010-12-21 15:50 | 写真
 
ゴダール
 ときどきブログを読んでます、というメールが届く。
 こういうメールをもらう度に、マズイという思いがわいてくる。最近はホントに書かなくなってしまっている。言い訳としては時間がない。なんだが、ついつい安易なツィッターに行ってしまうけれど、ツイッターでは書けないこともたくさんある。ツイッターは良くも悪くも、ちょっとした発信だ。

 最近はほとんど映画館に行って映画を見なくなった。舞台も見なくなった。見たくないわけではない。見に行けないというのが実状である。舞台に関しては、正直言って、驚きがとっても少ないから、辛くなってきて行きたくないというのが事実。前も書いたと思うが、ルパージュの「ブルードラゴン」が最も最近見た舞台であるが、いつもながらの巧さに感心すると共に、あまりの空っぽさに唖然とさせられた。こういう舞台に世界中が感心しているとするなら、どうも僕とは世界観が違い過ぎるという思いで一杯になる。どうしたら良いんだろう、という思いだ。それから客が入るとされる舞台の空疎。客が入るようになると何でもこうもどいつもこいつもダメになっちまうんだろうと感じる。
 そんな中、昨日、「ゴダール ソシアリスム」を見る。
 三分の一は寝る。つまらないというよりも、オオッと思っているうちにがくりと首を垂れているという状態。面白いのか?つまらないのか?そんな感想を超えて、ゴダールの持つリズム感にいつもながら感心させられることになる。寝ていても、目覚めれば刺激。刺激を与えられつつも、首ががくりと折れる。
 今、ゴダールは80歳を超えたと言う。世界は、まともに見ていけば確かに苦悩と欺瞞と傲慢と絶望しか見あたるまい。実に苦々しい世界だけが広がっている。それを描き出すのに、ゴダールはグネリグネリと蛇がとぐろを巻くかのように、攻め込んでいく。まったくわかるとかわからないとか、そんなことは遙かに眼下に見て、それを映像のリズムと音が有無を言わせぬ迫力と虚無でもって攻め立ててくるのである。
 こういう作品を見ると、まだまだ可能性があることを信じる気持ちになっていく。それは人類の絶望を感じつつ、可能性を見るということである。
 
# by kikh | 2010-12-21 11:52 | 日々の記録
 
12/17 いわき
 いわきアリオスでの公演が明日。本日はゲネ。
 流山で幕を開けてから、すでに4カ所目となる。もちろん毎日、変わっている。変化し続けている。
 いわきアリオスは、真っ黒い空間である。そしてタッパもある。
 この劇場コンプレックスには、小劇場、中劇場、大劇場、音楽専用とあるが、今回は小劇場。ここは非常に良い小劇場だ。このような小劇場が東京にもあれば良いが、なかなかあるもんじゃない。
 こうした新しい劇場もあれば、古い劇場もある。だが、どうであるにせよ、本来は使い倒す、ということでしかない。しかし、使い倒せるかというと、結局、タレントを擁した舞台やコンサートなどばかりに使われる事が多い。そういう作品すべてが悪いとは言わないが、商売を一義とした舞台は、やっぱり商売臭さが強く漂うモノである。商売臭さが漂うと、実は舞台はダメになる。なぜなら、舞台というのは常に生もので、生ものは手抜きは出来ないのである。だが、なんとまあ、一旦できあがったあとは手抜きに勤しむ輩が多いことか。それでないと確かに商売にはならない。
 そういう魂の抜けた作品というのを地方の人たちは見せられることが多いのである。残念だが、そういうことに気づけるか?と言えば、なかなかそんなに簡単じゃない。

 まず、18日、アリオスでの公演。そして来年になって福岡、宮崎、東京、名古屋と移っていく。
# by kikh | 2010-12-18 09:16 | 日々の記録


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